It's time for jazz

favorite players

このサイト唯一の音の話題です。

 jazzの知識も、jazzのレコードも少ししか持ってませんが、jazzを聞きながらいつも考えていることを 正直に綴ろうと思います。

私は、jazz トランペッターならほとんど誰でも好きですが、特に好きで何度も聞いている レコードは、これらです。

NINI ROSSO

NINI ROSSOの画像

 いきなりムードトランペッターの登場です。(*_ _)

 場違いは、百も承知ですが、どうしても、この人だけは、 外せません。(jazz trumpet playerといえば、迷わずchet bakerなのですが・・)

 かなり古くに、水曜ロードショーという番組で、 オープニングに流れたいた、あの美しいtpの音が、この人の演奏です。

 ジャンルを問わず、楽器としてtrumpetを演奏するなら、目指すべきは、 rossoの音だと勝手に思い込んでいます。ムードトランペットというと、どこかまとわり付くような演奏をする 人が多い中、この人だけは、いともアッサリと吹いてしまう。なのに説得力がある。

 これほどイヤミの無い、後味のいい音は、他にないと思います。

 子供といえる年齢でこの人の演奏に出会ったことが、私にとって、とてもラッキー なことでした。彼の亡くなった後、TVで彼の追悼番組をみたとき、生前の言葉が字幕で紹介されていたのですが、「どんなに つらい事があっても、私には、心を癒してくれる音楽がある」と言っていたそうです。

 良い音楽にはそういう力があると思います。

NINI ROSSO TWIN DELUXE

CHET BAKER

頭の画像

 jazz trumpet playerなら、No.1。

 レコードがこれしかないのでこのジャケットを付けたのですが、本当に好きなのは、 亡くなる前の頃の、枯れた様な演奏。

 先のNINI ROSSOの音が吐息の最後の一粒までがキラキラ輝いている のと対照的に、bakerのそれは、ほとんど息を吐く音です。

 bakerの特徴の1つは、タンギングではないかと思います。何種類かのタンギングを 使い分けるというより、一つ一つの音に、一番合うタンギングが自然に出るという 印象です。それによって、色んな音の表情を感じます。

 批判されることも多い人のようですが、本当にトランペットが好きなん だろうなと、演奏を聞いて感じます。

 好きなのは、後期の演奏なのですが、これまで聞いた演奏で、一曲にしぼるとすると このアルバムの中の、i've never been in love beforが私の中では一番。

 しっとりとした曲想の中で、いかにもtrumpetらしい広がるような ロングトーンを含むソロが大好きです。

 亡くなる数年前に、チケットまで買って、見に行く機会があったのに、何と 仕事で行けず。バカな事をしたものです。仕事さぼれば良かった。

CHET BAKER SINGS

CLIFFORD BROWN

頭の画像 頭の画像

 jazz trumpet playerなら、No.1。

 さっきも、これでした。trumpetが好きなもので・・・(*_ _)。

 BAKERがシリアスNo.1として、brownは、元気No.1 !!です。

 trumpetの音を表す時、よく「パン・パカパーン」とか「パラ・パラ」と 言いますが、BROWNの演奏は、正にこの印象です。

 jazz演奏家たちの中にある、楽器奏者の特徴を表す逸話を聞いたことが あります。trumpeterには、借金を返さなくてもいいそうです。(笑)

 細かいことは、気にしない。明日は、明日の風が吹く。ケセラセラ! 私のかってなtrumpeter像なんですが、きっとそんな人だったんじゃないかと、演奏から感じて しまいます。

 trumpeterは、楽譜に無くても、目的の音の前に、よく、半音か全音で、 装飾音を付けて演奏します。パラ----。これが、trumpetだぞー っていう感じです。やり過ぎ ると、逆に違和感があるのですが、BROWNの場合、装飾音というより、殆どまともな音符くらいに 演奏しても、全然おかしくない。むしろ、気持良く聞けます。不思議です。

 1曲にしぼるのは難しいですが、上の画像のアルバムの DELILAH。 即興演奏というより、メロディーを吹いているように聞こえます。BROWNの特徴だと思います。 それと、下の画像のアルバムの I CAN'T GET STARTED。まるで、音で話かけているように 吹いています。

CLIFFORD BROWN and MAX ROACH

THE BEST OF CLIFFORD BROWN and MAX ROACH IN CONCERT

SOMETHI' ELSE (AUTUMN LEAVES)

頭の画像

 こちらは、「favorite player」ではなく、「favorite album」です。

 MILSE DAVISも好きなtrumpeterですが。

 favorite albumを挙げると、No.1だと思います。

 この頃のjazzが好きで、いつも聞いています。(たまたま耳に入ってきたら 何でも聞きますが。)このアルバム、私の生まれる前の年の録音です。

 もう一つ、このアルバムを挙げたかった理由があります。

 このジャッケトの配色、私のこのサイトのトップページの配色は、 このジャケットをイメージしたものです。。

 黒・白の地に、チョット青・黄・赤も良い。何故か、jazzを感じます。 BLUE NOTEのロゴもSAXOPHONE COLOSSUSもCOOL STRUTTIN'何かもそうです。

 ジャケットの作者の方に、感謝です。

SOMETHI' ELSE

KENNY BURRELL

頭の画像

 guitaristでは、この人か、JIN HALL。

 自分で買った初めてのjazzのレコードがこれなので、思い入れが強い 一枚です。

 このアルバムを買うことになったのは、

 私のjazzへの入り口は、bluesへの関心からで、bluesを上手く演奏できるように なりたくて、同じbluesでも、もっと難しそうなjazzのbluesを勉強すればきっと役に立つと思ったことからでした。 詳しいことはなにもわからなかったのですが、BBキングのbluesにはない音がたくさん入っていることだけは、 何となく感じ取れました。そんなことから、とにかく、レコード屋のjazzのコーナーに行って、タイトルに”blues”の 文字が入っているレコードを探して、訳も分からず買って帰りました。1曲目を聞いただけで、jazzの虜になりました。

 STORMY MONDAY BLUESは、bluesには無い、コードは入っていますが、普通に bluesを感じられる演奏です。でも、その色合いは全く違いました。BURRELLはブルーな演奏を してもスピード感・スライド感・キレがあると思います。今でも、bluesとjazzは、親戚と思ってい ますが、チョーキングを多用したbluesのマッタリ感とは違う新鮮さがありました。同じ12小節のblues なのに。

 頭がjazz仕様になってもしばらく気が付かなかったのですが、2曲目の Paris Blues。解ってみると、12小節のbluesだったんです。bluesって書いてあるのに。この曲 少し聞いてるくらいの人だったら、bluesって思わないんじゃないでしょうか。

STORMY MONDAY

 以上

 私のfavorite playersでした。

 ここまで、思いのままに綴ってきましたが、

 最後に一つ追加しようと思います。

 私が"jazzを感じるフィギュア"を作りたいと思うのは、自分がこの音楽に救われたという思いがあって、何かでその思いを伝えようと、 考えれるからだと思います。

 jazzは、演奏しても、聞いても、楽しいし、jazzについて書かれたものを読むのも、jazzの アイテムを見るのも良いと思います。jazzの楽しみ方に、良し悪しは、無いと思います。

 その様には思いつつも、私自身は、演奏することでjazzを楽しみたいという気持ちがあり、高齢といえる今でも、即興での演奏をしてみたいと思っています。年とともに動きの悪くなる指と頭で、ヘタな楽器の練習をあきらめずに続けるのはこの思いがあるからだと思います。(全然旨くならないけれど)

 人形を通してそのような思いが伝わればと思いつつ、私の好きな"jazzってこんな感じ"みたいなものを、加えてみたくなりました。

 少しばかり、作品の説得力になれば、との思いからです。

 こんな内容です。

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サイトのcontentsは、これで、終わりです。

ここまで、見ていただいて、

ありがとうございます。